海技士試験問題解説 36 機関1(主機)

試験問題解説 機関1

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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。

一昨日の夜からずっと荷役待機のアンカーでウンコ製造機になっております・・・💩

整備に関しては整備時期が近づいているものもありますが、私の場合はけっこう早い整備スケジュールを組んでいるのでまだ急いてやるものもそんなにありません。

洗って再利用するストレーナだったらいいですが、交換する紙フィルターだともったいないですもんね・・・

   

それでは、今回の海技士試験問題解説は久しぶりに機関その1から(主機)を解説したいと思います。

   

Q: ディーゼル機関のシリンダライナに関する次の問いに答えよ。

  1. ライナが摩耗すると、機関の低速運転が困難になることがあるのは、なぜか。
  2. ライナの冷却水温度が高すぎると、どのような害があるか。

   

A: 解答と解説

  1. ガス漏れにより圧縮圧力及び圧縮温度が上がらないので燃焼不良を起こす。
    1. シリンダライナが過熱して割れや変形を生じる。
    2. ライナの冷却水側にスケールが付着して冷却効果が低下する。
    3. シリンダとピストンリングの間の潤滑油膜が破れ、摩耗や焼付きを起こす。
    4. 過早着火を起こし正常な燃焼ができない。※1

   

※1 過早着火:着火時期が早すぎると、上死点前に計画最高圧となり、さらにピストンで圧縮されるため異常な高圧となる。

過早着火によるノッキングや、燃料油が一気に燃焼するディーゼルノックを起こすとピストンヘッド(ピストンクラウン)だけでなくピストンピンメタル、クランクピンメタル、ジャーナルメタルなどの各メタルに大きな荷重がかかり損傷する可能性があります。

クランクとジャーナルメタル 左に連接棒が見えます

   

   

   

荷役は今夜ですが、荷役後なにやら爆弾低気圧が来るみたいでしばらくは航海ができないっぽいです・・・

停泊、仮バースは嬉しいですが、あんまり長い間航海できないと補給が釧路、苫小牧でしかできないので燃料が少し心細くなってきました。

停泊中でも発電機の燃料で一日に250Lは消費しますもんね・・・💦

まぁ、ガス欠になる事は無いぐらい残ってはいるのですが、あんまり底まで使うと時化ると船底の燃料タンクのゴミをストレーナが吸ってしまうんですよね・・・

乗船もあと二週間ほどとなりました。  最後までトラブルの無いようにいきたいものです・・・

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。  ではでは👋

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