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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。
今日は、岩手県の大船渡に石炭を揚げにやってきました。
港内に入ると何やら山のほうで水蒸気? が上がっています。
幻想的ですねぇ・・・ 朝のキリッとした寒さもありとても綺麗に感じます。
ん? あれはなんでしょう・・・
よく見ると航路のすぐ近くに養殖の網があります (;^ω^)
これは知らない人が夜に入港してきたら引っかける可能性があります・・・
貨物船にすれば、まさしくトラップですね。
大船渡は以前コンテナ船に乗ってた時に一度来たことがあります。
懐かしい・・・
たしか、乗っていた船のオペが初めての大船渡進出だったのでオペの会社の重役やらなにやらが訪船してきた記憶があります。
とりあえず、本日は岸壁に着けるだけで荷役は翌日なので私らは手仕舞いして本日の営業は終了です (^^)
このスケジュールのユルさがカーゴのいいところですね。
それでは、今回の海技士試験問題解説は機関その1(主機)からピストンピン軸受に関する問題です。
Q:ディーゼル機関のピストンピン軸受に関する次の問いに答えよ。
- 油すきまは、固定式の場合と浮動式の場合では、一般にどちらを大きくするか。
- 油すきまは、どのようにして計測するか。
- 他の軸受に比べてピストンピン軸受が過熱しやすいのは、なぜか。
A:解答と解説
- 固定式※1
- 軸受にピストンピンを入れてすきまゲージで測る。
-
- 構造上受圧面積が制限されるので、単位面積当たりの軸受荷重が大きい。
- ピストン頂部に近いので高温の熱が伝わりやすい。
- 潤滑油の供給量が不足しやすい。※2
※1 固定式ピストンピンは(A)の図のようにキーによって回り止めをして止めボルトによって固定され、浮動式ピストンピンの場合、(B)(C)のようにピストンピンの両端をスナップリングで止めたり、鉄板を入れるなどをしてピンが抜けるのを防止しています。
浮動式ピストンピンは、ピストンピン自体が回転することによって一ヶ所に圧力や摩擦がかかることを防止しており、特に(C)のタイプのコンロッドとピストンは燃焼時のピストンピンメタルの受圧面積を広く取るようにコンロッド下側のメタルが大きくなっています。
ちなみに、ピストンピンが入るコンロッド(連接棒)は下の図のような構造です。
※2 潤滑油の経路は略図を描くとこのようになっています。
さらに主機(M/E)に入ってからは、主軸受(クランクジャーナル)→クランクピン軸受→コンロッド→ピストンピン軸受と潤滑油経路の末端にあるため供給量が不足しやすいのですね。
潤滑油がポンプの異常や過熱など、何らかの理由で油圧が下がると真っ先に熱的にも摩擦的にも苦しいのはピストンピン軸受です。
私事ですが、下船休暇までとうとう10日を切りました。
下船にむけて機関長引き継ぎを書いたり、交代の機関長に気持ちよく仕事をやってもらうために機関室の掃除をしたりと忙しくなってきます・・・
でも、この忙しさもまた嬉しいんですけどね (^^)
今回の休暇は事情(駐車場が狭いので車二台の所有は厳しい)により所有している軽自動車のジムニーを売却してバイクに買い替えようかと思っています。
久々の大きな浪費です! (;^ω^)
まぁ、年末年始を挟むしいつものように直前になって買うのを怖気づくかもしれませんが・・・(笑)
それでは、本日はこの辺で・・・ ではでは👋
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