海技士試験問題解説 20 機関1(主機)

試験問題解説 機関1

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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。

今日は久しぶりに北海道から外れて茨城県の鹿島という港にやってきました。

いや~~~ ここまで来ると暖かいですね・・・ (^^)

ずっと気温がマイナスのところに居たので春が来たのかと勘違いします。

これだけ暖かいのなら、ずっとやってなかったアレをしよう!

そうです、頭のムダ毛処理です ( *´艸`)

頭のムダ毛処理はいつも風呂場でしているのですが、寒くて寒くて乗船してからずっとサボってたんですよね・・・

これで伸び放題だったムダ毛も処理できてスッキリです💡(笑)

   

さて、本日の海技士試験問題解説は機関その1(主機)よりシリンダライナについて解説します。

   

Q: ディーゼル機関のシリンダライナに関する次の問いに答えよ。

  1. ライナ内面への注油量が適量であるかどうかは、何をみて判断するか。
  2. ライナを抜き出し、冷却水側について検査する場合、どのような箇所について、どのようなことを調べるか。
  3. ライナ内面(燃焼室側)の腐食の原因は、なにか。

   

A: 解答と解説

    1. シリンダヘッドを開放し、シリンダ内面の油の付着状況をみて判断する。※1
    2. 排気弁や排気管内の油の付着状況をみて判断する。※1
    3. 煙突からの煙の色を見て判断する。※2
    1. 冷却面のスケールの付着や腐食、侵食の状況。
    2. 上部フランジ部付け根の亀裂の有無。※3
    3. ゴムリングの状態及びリング溝の腐食の状況。
    4. ライナ下部とシリンダ本体との接触部分の状態。
    1. 燃料油中に硫黄分や水分を多く含む場合。※4
    2. 吸入空気中に塩分を多く含む場合。※5

   

※1 ※2 シリンダ内面の状況や排気弁の状況などはドックでの検査でない限り普段は分解などしないのでだいたいは排気煙の色で判断することになります。

エンジンをかけたばかりの冷えた状態では白い煙が出ますが、エンジンが暖まったにも関わらず下の写真のような白煙を吐くのは明らかにオイル過多かピストンリングに異常をきたしています。

ディーゼルエンジンといえばよく黒煙を吐くイメージがありますが、状態の良いエンジンの排気煙は無色か、薄く若干青みがかったような色をしています。

黒煙を吐いているエンジンは過負荷の状態か、燃料が多く空気が少ない状態で不完全燃焼をしています。

   

※3

上部フランジ部付け根の亀裂

   

※4 C重油を使用している船はライナだけでなく冷却水が循環している排気弁や燃料弁も注意しましょう。 燃料弁が腐食して水がピストンの上に溜まると、少量ならエアランニングした時にインジケーターコックから排出されますが多量になるとウォーターハンマーによってエンジンが破壊されます。

そうならないように始動前のターニングは必ず行いましょう。

   

※5 機関室の空気は通風装置によって吸入されますが、たまに通風装置の給気口が低い位置にあったり給気口からすぐ機関室という構造の船では機関室の錆がひどい船を数隻見たことがあります。

このような船は、後から波を受けるような状況では波の飛沫を主機が吸わないように注意しましょう。

   

   

   

本日は北海道から南下して気温は暖かくなりましたが、投資のポートフォリオのほうはというと・・・

現在、ダウンタウンの松本氏で話題になっている文春砲のおかげでトーヨータイヤが劇下げ・・・

非常に寒い状態に (;´Д`)

   

しかも、今朝は投資信託のほうも20,000円ほど損失したので合計で一日8万円以上の損失に・・・ (´;ω;`)ウッ…

月曜日、さらなる文春砲が放たれたら皆さん骨を拾ってくださいね ( ノД`)シクシク…

   

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。 ではでは👋

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