PER(株価収益率)とはなにか?

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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。

先日、わたしの国内株式銘柄選定基準という記事内でPER(株価収益率)という言葉が出てきました。

わたしの国内株式銘柄選定基準 – FIREを夢見る船乗り投資家 (seamaninvestor-uberdriver.com)

このPERという株式指標は株式投資をする上で非常に大事なもので避けては通れません。

今回はこの株をやるなら絶対に避けては通れない最も大切な指標であるPERについて解説したいと思います。

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PER(株価収益率)ってなにを表す指標?

そもそもPER(株価収益率:Price Earnings Ratio)ってなにを表す指標なのか?

一言で答えを先に言ってしまうと、その会社の株価が割高なのか割安なのかを示す指標です。

みなさん、なんでもモノを買う時に価格を気にしますよね?

コンビニでコーヒーを買うと180円ですが、ス〇バで買うと390円 どちらが割高?

たとえば、テイクアウトのコーヒーを一例にとってみると、最近はコンビニでも本格的なコーヒーが楽しめるようになりました。

同じクオリティのコーヒーで同じ量なら、コンビニのコーヒーは180円、一方ス〇バのコーヒーは390円ですのでコンビニのコーヒーは割安、ス〇バのコーヒーは割高という事になります。

コーヒーでは、見た目で量や飲んでみてクオリティが確認できますが、株を購入するにあたっては、同業で会社同士の比較をしようにもクオリティによる価格の比較などなかなか難しいものがあります。

前回の記事で出てきた建設業、オリエンタル白石の実績PERは10.18倍です。

ただ、例にとったコーヒーなどは対象を比べられるので比較しやすいのですが、株ではどうでしょう?

利益も違えば会社の規模も違うので、比較しようにもなにが適正な価格なのか全く分かりません・・・・

そこで、それを分かりやすく数字にしたものがPER(株価収益率)という指標なんですね (^^)

それでは、次はそのPERがどうなれば割安なのか割高なのか、どういった計算で算出されるのかを解説します。

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PERの算出法

PERの算出にはその前段階にEPS(一株あたりの純利益)という数字が出てきます。

これは何かというと、会社の最終利益である純利益を発行済み株式数で割ったものになります。

EPS=純利益 / 発行済み株式数

当然、発行株式数が同じであれば分子である純利益が大きくなればなるほどEPSは大きくなるのがわかりますね。

たとえば、純利益と発行済み株式数が全く同じA社とB社の二社があったとしましょう。

そうなると、当然EPSはまったく同じ数字になるはずです。 ここまでは簡単に理解できますよね?

次に株価ですが、まったく同じ業績と発行済み株式数なのにA社は2000円、B社は1000円だとするとどちらが割高ですか?

EPSが同じということは、その四半期の業績、コーヒーでいうところのクオリティが二社とも同じということです。

ここまで来るともうお分かりですね (^^)

それでは、この二社の今期のEPSを200と仮定して株価を割ってみましょう!

  • A社 2000 ÷ 200 = 10
  • B社 1000 ÷ 200 = 5

上の計算のようにA社は10、B社は5となりました。

そうです! これがPER(株価収益率)なんですね!

PER = 株価 ÷ EPS

この計算式で理解できたように当然PERは数字が小さいほど割安ということになるので、今回の例でいうとB社のほうが割安に買える銘柄と言えますね。

オークションなどを経験した人なら分かると思いますが、売買の基本は安く買って高く売ることです。

この指標をうまく活用すれば安く買うという入口戦略を立てやすいということなんですね・・・

それでは、次はこのPERを活用するにあたっての注意点を解説したいと思います。

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PERを使うにあたっての注意点

先の解説でPERは低ければ低いほど割安だと解説しました。  ・・・が!

PERの分子である株価が、業績不振や先日あったダイ○ツのように不祥事が原因で下がってきたらどうなるでしょう?

当然PERの計算式の分子である株価が下がるのでPERは低くなり、あっ! 割安だ!

と思って飛びつくと痛い目に遭います・・・・

会社の業績は四半期ごとの発表なので、発表してすぐに不祥事などが起きて株価が下がればPERは次の四半期までは低いままとなり傍目から見れば割安に見えますが、次の決算でPERはビックリするほど跳ね上がったり、赤字決算だとマイナス表示になったりします。

これを回避するには、そのようなことが無かったかネットや企業のHPで調べたり過去のチャートを見るなどをして総合的に判断しましょう。

チャートによるテクニカル判断での売買をしなくても、ある程度チャートは読めたほうが良いです。

あとは、同業他社を比較してみるというのも効果的ですね。

一例をとると、自動車製造業の同業他社の比較では、トヨタは12.51倍、日産は9.53倍と若干トヨタの方が割高となります。

ですが、10も20も数字が違えばダメですがこれぐらいの違いは微々たるものですね・・・ (^^)

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ま・と・め

今回は株式投資をする上で最も大切な指標であるPERについて解説しました。

私は38歳ぐらいから株式投資をはじめ、現在まで17年ほどやっている計算になりますが、最初のころは何も分からずこのPERだけでやってました。

しかも、PERがどのような計算式で算出されているのかなどは全く知らず、本気で株式投資を勉強しだしたのは船に乗る直前、つまり8年ほど前からなんですね・・・

それでも大きな失敗が今まで無かったということは、このPERという指標を利用すれば本当にこれだけでもそこそこ利益を上げられる可能性があるということかもしれません。

PERが低いということは、業績が良いにもかかわらず知名度が低いので株価が安いお買い得銘柄とも言えるでしょう。

これが、一躍知名度が上がると連日ストップ高をつけたりとの爆発力を秘めていたりしますが、知名度が低いまま忘れ去られている銘柄もあると言えばあります (;^ω^)

まぁ、そこらへんは経験を積めば少しづつ分かるようにはなってきますが・・・

長い解説となりましたが、株式投資をするなら先ずはPERをうまく活用して利益を上げていきましょう!   ではでは👋

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コメント

  1. 瀬戸内太郎 より:

    PER知りませんでした。確かに、割安がどうかわかる指標があるといいと思いました。わかりやすい説明ありがとうございます^_^

    • rappa rappa より:

      瀬戸内太郎さま

      コメントありがとうございます。
      株をやる上で大切な指標や財務諸表はたくさんありますが、PERはその中で最も大切な指標です。
      逆に言えば本文中にもありますように、私も最初はPERしか見ていなかったのでそれだけで取引してもある程度いけちゃうみたいなものです。
      まぁ、たまたま運が良かっただけかもしれませんが・・・ (;^ω^)

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