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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。
本日は釧路に行く予定でしたが、あまりにも波が高く苫小牧に避難することになりました。
朝方はとんでもない時化に遭ってロクに寝れず本当に疲れましたよ・・・ ((+_+))
着岸スタンバイで表に出ると本当に寒い・・・ この前まで鹿島に居たので本当に寒さが身に沁みます (+o+)
到着してから今日は一機が下船したので本日からまた一人機関部になりました・・・
明日からまたボチボチ溜まってる作業をしないといけないなぁ・・・
とは言っても、私が乗ってくるまで一機が一人機関部でやってた時にほとんど済ませてくれてたから、そんな言うほどは無いんですけどね (;^ω^)
それでは、本日の海技士試験問題解説も機関その1から(主機)、シリンダライナについて解説します。
Q: ディーゼル機関のシリンダライナの摩耗を少なくするため、運転上、注意しなければならない事項をあげよ。
A: 解答と解説
- <運転に関する注意事項>
- 長時間の過負荷運転を避ける※1
- 灰分や硫黄分の少ない良質の燃料油を使用する※2
- 良好な燃焼を保つ※2
- クランクピンや主軸受の偏摩耗またはスラスト軸受の摩耗に注意する※3
- <冷却水、潤滑油に関する注意事項>
- シリンダの冷却水温度を適正値に保つ※4
- 不純物の少ない適正な潤滑油を使用し、注油量を適正に保つ
- <吸入空気に関する注意事項>
- 吸入空気中に、過度の塩分やごみ、砂など不純物が混入しないように、こまめにエアフィルタを掃除する
※1 側圧(サイドスラスト)が大きくなり、摩耗が激しくなる。
※2 硬質灰分や不完全燃焼で生じるカーボンは摩耗を助長し、硫黄分は低温腐食を起こす。
これは車ですが、カーボンが堆積したピストンやバルブです。
当然、ピストンに堆積すると異常燃焼の原因となったりバルブに堆積すると圧縮漏れなどの原因となります。
※3 シリンダとピストンの中心線が不良となり異常摩耗を起こす。
上の写真はクランク軸と連接棒、主軸受メタルです。 新品なのでまだ摩耗はありません。
※4 低すぎると燃焼不良や低温腐食の原因となる。
上の写真は本船の電子制御式温調弁です。
電子制御によって厳密にジャケット冷却水温度を管理しています。
この日は夜に雪が降る中乗組員と街に繰り出してジンギスカンを食しました (^^)
ジンギスカンって本場で食べたら本当に臭みが無いんですね・・・ メチャクチャおいしかったです (;´Д`)
ジンギスカンを食べた後、二次会、三次会まで痛飲して船に戻るとものすごい積雪・・・
どこが岸壁の端なのか分からないぐらい積もっていたので船に乗り込むのがとても危険でしたよ・・・
今は海水温度が4℃ぐらいしかないので落水すればただではすみませんね・・・ 気を付けましょう (;^ω^)
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。 ではでは👋
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