当ブログはアフィリエイト広告を利用しています
こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。
先日記事に書きましたTOYO TIRE(5105)の売却により余裕資金ができましたのでその資金で新たにクラレ(3405)を100株、東海カーボン(5301)を200株購入しました。
資金に余裕ができれば再投資が複利の基本ですからね資金を眠らせておくのはタブーです・・・ (^^)
それでは、今回の海技士試験問題解説は執務一般から、(当直について)を解説したいと思います。
Q: 航行中、機関部の当直を行う職員として注意しなければならない事項をあげよ。
A: 解答と解説
- 定められた運転諸元を守り、各運転機関の安全かつ効率のよい運転に努める。※1
- 機関室を適宜巡視する。
- 五感を働かせて運転機器の異常の早期発見に努める。※2
- ビルジの量に注意し、漏水箇所の早期発見に努める。※3
- 巡視以外はハンドル前を離れず、主機の監視に努めるとともに、船橋からの指示に即応できる体制をとる。 特に荒天航行中は、主機の過速度やボイラの圧力、水位に注意する。※4
- 主要機器に異常を認めたときは、機関長に報告し、指示を仰ぐとともに、運航に支障があれば船橋にも連絡する。
- 主機関の危急停止やブラックアウト、火災や浸水など緊急を要するトラブルについては、日頃から対応を整理しておく。
- 機関室内の作業については安全に行われるよう作業環境に配慮する。
- 機関日誌に当直中の状況を丁寧にしかも明確に記載する。
A: 解答と解説
このような問題は、しんどいですがもうひたすら暗記です。
試験までひとつでも多く覚えていくしかありません・・・
※1 各運転機関の安全かつ効率のよい運転とありますが、主機については「今日は何回転でいくぞ!」と決めるのは船長なのでその辺は実務に就いたらなんとも言えませんね・・・ (;^ω^)
ただ、燃料消費などはつねに毎航海ごとに記録して、何回転なら時間当たりだいたい何リットル燃料を消費するかなどをしっかりと覚えておきましょう。
機関が不調になると燃料消費がおかしくなったりするので早期発見につながります。
※2 機関に異常が出始めるとまず振動や音を発したりしますが、私の経験で一番多かったのは臭いです。
本船ではないのですが、以前潤滑油のフィルターがスラッジで目詰まりを起こし、油圧が下がったときは機関室に入ったとたん何か鉄が焦げたような臭いが機関室に充満しておりすぐに異常だと分かりました。
船を中古で受けてすぐのことで、しかも整備をいつやったかの記録など一切無い船だったので、順番に整備して記録を取らないといけないなと当時の機関長と相談していた矢先の出来事でした。
すぐに回転を下げて無事に対処し、港に着いてからその当時の機関長と急いで掃除しましたが・・・
その他にも、発電機のクーラントが漏れてもクーラント独特の臭いを発するのですぐにわかります。
今までの経験を踏まえると機関室をカメラで監視すれば無人でも・・・ は、まだまだ先の話しかもしれませんね・・・
カメラなどの映像だけでは臭いの異常は現在の技術では分かりません。
音に関しても、耳栓をしていても、毎日毎日巡回していつもの機関室の音を身体にしみこませるとあの騒音の中からでも異常な音を聞き分けることができるようになります (^^)
それだけ毎日巡回する、記録を録るということは異常の早期発見につながる非常に大切な仕事です。
毎日同じことの繰り返しで無駄なこと・・・ と、思わずに巡回と記録録りはキチンとやりましょう (^^)
※3 ビルジはビルジ警報が鳴った時点で手遅れ・・・ なんてことも無いとは言い切れないので常に注意をするとともに緊急ビルジ排出のラインはしっかりと覚えておきましょう。
※4 今どき、ブリッジからの遠制制御じゃない船ってあるのかな・・・ 万トンクラスになると機関室の主機制御なのでしょうか。
でも、大型船はM0(エムゼロ)といって機関部は8時~17時までの仕事で夜は無人だと聞きますし・・・
まぁ、問題集に出てるので覚えておいて損は無いでしょう。 私も実務には無いかなと思いながらも一応暗記はしました(笑)
現在、京浜から北海道に向かう航海の途中です。
今までエンジンの熱が上がってきてサロン(食堂)が暑く、冷房を入れてましたが青森県の八戸を過ぎると寒冷前線が通過したこともあり一気に寒くなってきました・・・
少し時化模様なので船速も出ずけっこう疲れます (+_+)
少しタイトなスケジュールなのでまだ仮バースはもらえそうに無いですね・・・
Give me 仮バ~~~~ス! (;´Д`)
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。 ではでは👋
コメント