海技士試験問題解説 17 機関1(主機)

試験問題解説 機関1

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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。

昨日、荷役を終えたのですが荒天のために航海できないので横浜沖で丸一日アンカー待機です。

昨日の荷役で船が荷物の粉でドロドロに汚れたので、朝から船体の水洗いをして一服中・・・

あっ!

   

すごく綺麗に富士山がくっきりと見えます。

富士山がくっきりと見える時は風が強い日なんですよね・・・

確かに今日も風が強かったです (;^ω^)

荒天で航海できないぐらいですから当たり前ですね。

船体の水洗いの後は下船にむけて機関室の掃除を軽くやってメシ食って寝るというなんともノンビリした一日でした・・・

   

それでは、本日の海技士試験問題解説は機関その1から(主機)、シリンダライナについて解説します。

   

Q: 4サイクルディーゼル機関のシリンダライナに関する次の問いに答えよ。

  1. ライナ下部から水が漏る場合の原因は、何か。
  2. ライナ下部からの漏水の有無は、どのようにして知るか。

   

A: 解答と解説

    • <ゴムリングが原因>
      • 材質や寸法が不適切な場合
      • 取付けが不適切な場合
      • 変質や劣化が生じた場合
    • <ゴムリング溝が原因>
      • 腐食により水密が保てなくなった場合
    • <その他の原因>
      • 長時間の過負荷運転により振動が生じた場合
      • 冷却水量が不足した場合※1
    1. サンプタンクの油量の増加※2
    2. 潤滑油の分析
    3. クランク室内の内部検査

   

長時間の過負荷運転というのはちょっと??? な気がしますね・・・ 長期的にみたらそのうちゴムリングに影響が出るのかもしれませんが、ここまで行く前に先に排気弁や過給機などに異常が出る気がしますが・・・

排気弁
過給機のコンプレッサとデフューザー

※1 ゴムリングが過熱により変質したり、スケールが付着しやすくなるため。

※2 サンプタンクとは、潤滑油を一時的に貯めておくタンクのことを言います。 潤滑油の油量が少なければ冷却と清浄が追い付かないのでだいたいの船は主機の下にサンプタンクを設けています。

   

   

   

贅沢な悩みですが、丸々一日アンカーってけっこうヒマなんですよね・・・ (;^ω^)

ヒマですから食っちゃ寝食っちゃ寝してるんですよね(笑)

たまに起きてTwitterかYouTube見るぐらいで。

以前はよくトランペットを船にある唯一の防音室である機関監視室で吹いていたんですが、楽器ってちょっとの間練習しなかったらすぐにメチャクチャ下手くそになるので、本番に出るワケじゃないのでモチベーションも上がらないんですよね・・・💦

とくにトランペットは少し吹かないだけで顕著に下手くそになります・・・ (*_*)

でも、一日寝てられるからとゴロゴロし過ぎるのも健康に悪いので時間があれば下手くそでも少しは練習しようかな・・・

せっかく船に持ってきてるんだし (;^ω^)

   

明日からまたまた寒い北海道へ出稼ぎ? です。

今週は寒い日が続くみたいですが、皆さんも体調を崩さぬようお気をつけください。 ではでは👋

コメント

  1. 瀬戸内太郎 より:

    富士山🗻が素敵です^_^
    船から見る風景👀がいいと思いました
    北海道寒そうですが、
    お身体にお気をつけてお過ごしください♪

  2. rappa rappa より:

    瀬戸内太郎さま

    ありがとうございます。
    今朝、津軽海峡を越えて、それまで16℃ぐらいあった海水温度がいきなり7℃までさがりました。
    やはり北海道の寒さは特別ですね。

    水道管の凍結に気を付けなければ・・・ (;^ω^)

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