海技士試験問題解説 41 機関2(ポンプ)

試験問題解説 機関2

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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。

私の金融資産は、節目である1,800万円の手前を長い間モジモジしていましたが、本日とうとう節目を突破しました \(^o^)/

いや~ 嬉しいですね・・・(^^)

以前の記事でも書きましたが、住宅ローンの返済のために1,000万円を繰り上げ返済をした時は、「このステージに戻ってくるのはいつになることやら」と、ガッカリしたものです・・・

海技士試験問題解説 40 機関2(ポンプ) – FIREを夢見る船乗り投資家 (seamaninvestor-uberdriver.com)

苦節二年半、含み益の状態ですがようやく戻ってこれました。

まぁ、含み益は一時的なものなので明日にはまた節目を切っているかもしれませんが・・・💦

次の節目は2,000万円ですね (;´∀`)

それでは、今回の海技士試験問題解説も前回に引き続き機関その2から(ポンプ)をやっていきましょう!

   

   

   

Q:うずまきポンプの呼び水装置に関する次の問いに答えよ。

  1. うずまきポンプに呼び水装置を設ける理由は、なにか。
  2. 呼び水装置は、ポンプのどこに設けられるか。
  3. コック付呼び水じょうごを使用して呼び水をする場合、どのようにするか。

   

A:解答と解説

  1. ケーシング内が水で満たされていないと揚水することができない。 このため始動の際は呼び水装置を用いて、ポンプ内を満水にする必要がある。※1
  2. ポンプ本体の上部
    1. ケーシング上部に設けられた空気抜き弁を開く。
    2. 呼び水じょうごに水を入れて、コックを開く。
    3. 軸継手を手で回転させながら水をポンプ内に供給する。
    4. 空気抜き弁から水が溢れ出すと呼び水は終了となる。※2

   

※1空気の密度は、水の約1/800なので、空気が入った状態でインペラを回転させても、中心部に真空はできない。 このため、始動時はポンプ内を水で満たす必要がある。 この作業を呼び水という。

   

※2水はフート弁から吸込み管及びポンプ内に充満すると空気抜き弁から溢れ出す。

   

問題集にはよくフート弁やら吸込み高さやら書いているのですが、実際の船に乗ると、大きなうずまきポンプはビルジバラストポンプ消防兼雑用水ポンプ高温清水ポンプ低温清水ポンプ主機冷却海水ポンプぐらいしか無いのですよね・・・

本船の低温清水ポンプ ご覧の通り呼び水カップなど存在しません

私の以前勤めていた海運会社は派遣もしているマンニング会社だったので、499G/T~2500G/Tまでたくさん船を乗り継ぎましたが、どの船もだいたいこれぐらいしかありませんでした。

そのポンプの中でも、主機冷却海水ポンプ、消防兼雑用水ポンプ、ビルジバラストポンプは海面より下にあるのでそもそも呼び水の必要が無く(機関室のビルジを揚げる時は船底弁を開き海水より呼び水をする)、低温清水ポンプと高温清水ポンプは機関室の上にある膨張タンクによって水圧がかかっています。

問題集を解説していると時代遅れの問題だなと思う時もありますが、まぁ呼び水をする理屈は知っておかないといけませんしね・・・

   

   

   

乗船日数ももうすぐ折り返し点です。

60日乗船だと一回の乗船も早いものですね・・・

そういえば、先日受験して合格した簿記3級の合格証書を妻が取りに行ってくれました。

将来使うかどうか分からないけど、やっぱり資格試験の合格は嬉しいですね。 初めての海技士資格だった6級海技士の時ほどではないですが・・・

2級になると転職時の価値グッと上がるらしいので現在は忘れないうちに2級に向けて勉強中です。

ま、これも自己投資ですね (^^)

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。 ではでは👋

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