PBR(株価純資産倍率)とはなにか?

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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。

先日はPER(株価収益率)とはなにか? という記事を書きました。

PER(株価収益率)とはなにか? – FIREを夢見る船乗り投資家 (seamaninvestor-uberdriver.com)

この中でPERとは現在の株価が割高なのか割安なのかを知る指標と書きましたが、今回解説するPBRも同じく株価の割安度を知る指標です。

PERと並ぶ大切な指標なのでしっかり理解してこれからの株式投資に役立てていただけたら幸いです。

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PBR(株価純資産倍率)ってなにを表す指標?

PBR(株価純資産倍率:Price Book-value Ratio)は、先日記事に書いたPERと同じ現在の株価が割高か割安かを知る株価指標のひとつです。

前回の記事にも書きましたが、同じ量、同じクオリティのテイクアウトコーヒーなら、コンビニコーヒーよりもス○バの方が当然割高になります。

株価も同じで、同じ収益、同じ純資産なら株価が低い銘柄が割安だといえますね (^^)

PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)はとても似たような関係で、株取引をする上では同じくらい重要なものです。

それでは次にPBRの算出法を解説します。

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PBRの算出法

PER(株価収益率)の計算式は覚えていますか?

そうですね、PERは一株あたりの純利益つまりEPSから算出されるのでしたね (^^)

EPS=純利益 / 発行済み株式数

PER=株価÷EPS

   

一方、PBR(株価純資産倍率)は一株あたりの純資産(BPS)より算出されます。

BPS=純資産÷発行済み株式数

純資産は金融機関からの借り入れといったような返済しないといけない負債などとはちがい、会社の純粋な資産(正味財産)です。

よって、ここからはPERと同じく株価との割合となり計算式は、

PBR=株価÷BPS

・・・となり、この計算式により算出されるPBRの意味は、会社の資産に対する投資家の評価度合い(株価)と言うことなんですね (^^)

ちなみに会社の純資産は会社のHPのIRライブラリー、決算短信から閲覧することができます。

このようにPBRもPERと同じく株式購入時の入口戦略を立てるのに非常に役立つ指標のひとつですが、次はPBRを使うにあたっての注意点を解説します。

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PBRを使うにあたっての注意点

ここまで読んでくださった方は、PERは一株あたりの純利益、PBRは一株あたりの純資産ということが理解できたと思います。

では、PBRが1.0ピッタリだと仮定するとどのような状況なのか解りますか?

例えば純資産が一億円、発行済み株式数が100万株、株価が100円の会社を仮定して考えてみましょう。

BPS=純資産÷発行済み株式数なので

BPS=100,000,000÷1,000,000=100 となりますね。

では、ここから

PBR=株価÷BPS=100÷100=1.0

この式から解るようにPBRが1.0ピッタリだと仮定すると株価一株あたりの価格と一株あたりの純資産が全く同じということになります。

つまり、1.0を切るようなPBRの会社は株価以上の純資産があることと同じであり、このPBR値で万一会社が倒産することがあったとしても、株主には株価と同額、またはそれ以上の資産が残るということを意味しています。

・・・ですが、PBRも前回説明したPERと同様に1.0を切っているからと安易に飛びついてはいけません。

PERと同様に計算式の分子である株価が何らかの理由によって下落した可能性があるからです。

この辺は前回説明したことと同じでチャートを確認するなり企業のHPにて業績をチェックするなりが必要となります。

ただ、PERは純利益が当期マイナスになることはあっても純資産がマイナスになることは無いのでPERとはちがいPBRはマイナス表示になることはありません・・・ 今まで見たことが無いので多分ですが・・・

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ま・と・め

今回は、前回に引き続き重要な株式指標であるPBRを解説しました。

私は株を購入する条件のひとつにPBR=1.0以下を入れています。

一年ぐらい前ですが、持ち株のひとつであるシチズン(7762)がいきなり大きく上げたことがありました。

これはどうしたことかとネットで調べたところ資産を有効に株価に反映していないということで東京証券取引所がPBRが1.0割れを起こしている企業に対して改善策を要請したということでした。

そのせいで、低PBR企業の資本効率や収益性が改善するとの思惑が広がり、海外投資家などから割安株への買いが入る場面があり、大きく上げたということです。

現在、シチズンはPBR1.0近辺をウロウロしていますが、このおかげで私が保有していたPBR1.0以下の株はけっこう上げたので、昨年の大きな利益に貢献してくれたのは言うまでもありません。

   

株式指標の活用のしかたについての解説は今回で二回目ですが、これからも私の復習も兼ねて週一ぐらいでこのシリーズを更新できたらなと思っています。

それでは、長くなりましたが今回はこの辺で・・・   ではでは👋

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