愚か者への税金とは？

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こんばんは、船乗り投資家のらっぱです。

みなさんは「愚か者への税金」という言葉を知っていますか？

現在、サマージャンボ宝くじが販売されていますが、宝くじこそが「愚者への税金」なのです。

とくに、私たち投資家からすると宝くじがギャンブル（遊び）だとしてもこんなに分が悪い勝負は他にありません・・・

今回はなぜ宝くじが愚者への税金と言われるのか、その解説をしようと思います。

　　　

還元率・期待値とは？

毎年、年末ジャンボやサマージャンボなどの宝くじが発売されると、過去に高額当選などがあった宝くじ売場には朝から長蛇の列が起こります。

まさしくこの長蛇の列は、日本人の金融リテラシーの低さを物語っているなと感じざるを得ません。

みなさんは「還元率」とか「期待値」という言葉を知っていますか？

参加費1,000円でさいころを振り、その出た目を当てることができたら6千円を受け取ることができる・・・　というルールでの期待値はいくらになるのか？

サイコロの目を当てられる確率が1/6なので、 （1/6）×6000＝1000 つまり、1000円となります。 ギャンブルや投資で勝とうと考えるならば、この期待値を求め、把握することが重要な第一歩になります。

この場合、このサイコロの目に1000円をベット（賭ける）と1000円が返ってくる可能性が高いということですね。

ちなみに、「還元率」と「期待値」は似ていますが、還元率は「率」という言葉通り％「パーセント」で表します。

一方、期待値とは、例えば10,000円をベット（賭けた）したならいくら戻ってくる可能性があるか・・・　です。

なので、期待値は基本的に円やドルなどのお金の単位で表すことになります。

ちなみに、この還元率や期待値には、そのギャンブルの胴元の取り分というものが大きく作用するのでその取り分もよく考えなければなりません。

　　　

宝くじの還元率はどれぐらい？

それではギャンブル別に還元率はどれぐらいあるか見てみましょう。

　　　

パチンコ

　　　

還元率　85%

パチンコは台の調整や持ち玉ルールなどの店独自のルールや、換金するレートや営業時間など期待値に影響を与えるパラメーターが多いのが特徴です。

もっと低いものかと思いましたが、意外と高いものなんですね・・・

　　　

競馬・競艇・競輪

　　　

還元率　75%～80%

日本の公営三大ギャンブルのこの三つも思っていたよりも還元率は高めですね・・・

私はギャンブルをしないので買い方はあまり知りませんが、単勝や枠単、３連単など買い方やオッズによっても還元率は変わるみたいですね。

私的にはパチンコよりも予想しやすいかと思っていましたが意外とパチンコのほうが高いようです (;^ω^)

　　　

宝くじ

　　　

さて、最後に今回の記事のテーマである宝くじは如何ほどでしょう・・・？

な、なんと驚愕の45%です！

あのパチンコですら85%なのに驚きの低さです。　宝くじが愚者の税金と呼ばれる所以ですね・・・ (; ･`д･´)

一説に、宝くじの一等が当たる確率は宇宙から落ちてくる隕石に当たって死ぬよりも低いと言われています。

買った瞬間に大きな胴元の取り分をまず差し引かれ、10,000円分購入したとしても10,000円が戻ってくる確率はわずか45%です。

宝くじ財団がいろんな物を寄付したり、有名な俳優を複数使った贅沢CMをテレビで流すことができるのもこの巨大な胴元の取り分があるからなんですね。

　　　

　　　

ま・と・め

・・・とは、言うものの、私も宝くじを買わないかと聞かれると、基本的には並んだり出向いてまでは買いませんが、何かのついでに思い出したらまぁ3000円ぐらいだったら夢を見てもいいのかなとも思います（笑）

愚者の税金とよばれてますが、隕石にぶつかって死ぬよりも低い確率に賭けて夢を買う「究極の浪費」と考えればまぁ安い買物じゃないですかね・・・ (^^)

それでは、殺人的な暑さが連日続きますがみなさん体調を崩さぬようお気をつけて。　ではでは👋